沼田城址公園 その2

沼田公園のある崖上の台地に最初に城を築いたのは

鎌倉時代以来この地方の有力者であった
沼田氏の12代万鬼斎顕泰で・・
天文元年（1532）の頃であると云われています。



天正8年（1580）、武田勝頼の命により
沼田に進出した真田昌幸は沼田城を攻略し
さらに翌9年には沼田城の奪還に来攻した
平八郎景義を謀殺して沼田氏を滅亡。



その後、2万7千石の真田氏初代沼田城主となった信幸は
近世的な城郭の整備にとりかかり
慶長2（1597）年に天守が完成。



天和元年（1681）11月、5代信利の時
城地は没収、改易となり、城は幕府に明け渡され、
翌2年に城はすべて破却されて堀も埋められ・・



旧真田領は天領となったり復興を目指したりしたが
明治維新で廃城となり・・
その後、大正5年（1916）旧沼田藩士の子である久米民之助が、
城地の荒廃を惜しみ私財を投じて購入して公園として整備し
大正15年（1926）に沼田町に寄付されたそうです。

・・続く。。。