渋沢史料館 晩香廬・青淵文庫 [art]
気になっていた晩香廬・青淵文庫を見学。
晩香廬(ばんこうろ)は、渋沢栄一の喜寿を祝って現在の清水建設(株)が贈った洋風茶室。
1917(大正6)年の竣工で、丈夫な栗材を用いて丹念に作られ、暖炉・薪入れ・火鉢などの調度品、
机・椅子などの家具にも、設計者の細やかな心遣いが見られます。
晩香廬は内外の賓客を迎えるレセプション・ルームとして使用されました。
青淵文庫とともに、国の重要文化財に指定されています。
青淵文庫(せいえんぶんこ)は、渋沢栄一の80歳のお祝いと、
男爵から子爵に昇格した祝いを兼ねて竜門社(当財団の前身)が寄贈した
鉄筋コンクリートの建物。
1925(大正14)年の竣工で、栄一の書庫として、また接客の場としても使用。
渋沢家の家紋「丸に違い柏」に因んで柏の葉をデザインしたステンドグラスや
タイルが非常に美しい洋館。
当初収蔵されていた「論語」をはじめ多くの漢籍は、
1963(昭和38)年、渋沢家から東京都立日比谷図書館に寄贈、
現在は東京都立中央図書館に所蔵されています。
ゆったりとした時間を過ごすにはいい場所です。
建物の中ひとつひとつが・・
歴史とともに・・
さまざまな息遣いが聞こえてくるようで・・
とってもロマンティックな場所です。
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