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映画「それでもボクはやってない」 [movie]

久しぶりに友人と映画を観にいきました。
もちろん・・ロースクール生らしく、今話題の
「それでもボクはやってない」
です。
http://www.soreboku.jp/index.html

痴漢冤罪は最近問題となっていて、完全な証拠がないため一旦犯人というレッテルをはられると。。
・・いくら身の潔白を主張して争っても、裁判になるとほとんどが有罪になり、社会的信頼を失うというのが現実なんです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

実は、私自身が先日の法廷傍聴から感じていることなのですが、裁判とは真実を争うだけのところではなく、裁判という法的解釈の上にのせて、そこの中で証拠など有益に活用できたほうが勝利を勝ち取るシステム・・なのかなと。。。

確かに、所詮人間が人間を裁くのですから真実が何処にあってどれが真実なのかなんて・・絶対わかるはずがない。
ということは、真実を知るのは神と本人のみなんだと思うのです。
では、なんで裁判があるのか。。。
それは、一般的に社会秩序を守るためなのかなと。。

だったら真実を争うために裁判なんていらないじゃない・・とも感じてしまう。
だけど、それでも人間は真実を求めて戦わなければならないことがある。
そのときに法律というルールブックを持って裁判というリングに上がり、真っ向から勝負する・・そのために裁判は存在するのかなと思うのです。
そして、そのことにより人間の落ち着き場所が決まって解決するのなら。。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

でも、冤罪はやっぱり許せません。
刑法の先生が「刑事裁判は検察と裁判所を敵に回すのと一緒だから・・」とおっしゃっていた意味が、この映画をみたらリアルにわかったような気がしました。

「シャル・ウイ・ダンス」「シコふんじゃった」の周坊監督が描く法廷はどんな感じだろうと興味本位で観たのですが、とっても考えさせられ、映像の心理描写もすごくリアル・・。
まじめにしっかりと見入ってしまった2時間半弱でした。。

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